第11話 Place de la République et Canal Saint-Martin

【秘密のパリへ連れてって第11話】レピュビュリック広場とサンマルタン運河

Bonjour!

フランスダイレクトスクール

映像教材ディレクターのGâsûです。


先週配信されました

秘密のパリへ連れてって第11話は

新しい案内人を迎えました。


同世代の会社員の女の子

ライサ。


彼女はフランス海外県の

グアドループ出身の女の子。


美しいカリブ海に囲まれた

フランス本土からは遠く離れた場所に


グアドループはあります。


南に見えるのは南アメリカ大陸、西はメキシコですね。

観光業が盛んで、

バカンスにフランスからも

多くの観光客が訪れているようです。



みてください!!

この透明度の高い海。


ライサはとっても明るくよく話しよく笑う

人懐っこい女の子なのですが


それは彼女の故郷である

この美しく開放感あふれる楽園で

のびのびと育ったからでしょう。


そんな彼女が紹介してくれた場所、

まずはタイムリーな話題から

レピュビュリック広場を案内してくれました。



2015年1月に起こった

シャルリー・エブド襲撃事件

の際にも、彼女は現場のすぐ近くにいたそうです。


そして、

同僚たちと向かった思い出の場所が

レピュビュリック広場です。




【テロから早半年。】


気がつけばパリで起きた

悲惨なテロから半年が経ちました。


その後ベルギーでもテロが起こり、

世界中を震撼させました。


撮影を行ったのは2月で

私自身も友人や家族からは

パリに行くことをあまり良く思われず


どんなもんなのかな

と思っていました。

テロで亡くなった人を追悼し

この悲惨な出来事を忘れない


というような意味で

フランスの象徴であるMarianne

マリアンヌ像の足元には


故人の写真や、彼らに向けた手紙

キャンドル、お花などが置かれていました。

Même pas peur
怖くなんてないさ


というような意味で、

テロに屈しない

という意思を暗に伝えているんでしょう。


2月はまだテロの傷跡が残っているかのように

多くの人がここに足を運び

写真を撮っていました。


レピュビュリック広場では

ことある毎に

労働問題などの大規模ストライキが起こります。

【パリのスローガン】



FLUCTUAT NEC MERGITUR

<Il est battu par les flots, mais ne sombre pas>


どんな荒波に襲われても、

決して沈まない。


こう書かれた巨大な看板が

レピュブリック広場にあります。


ラテン語のルーツを持つこの言葉は

とりわけテロ事件以降

パリ市民の意思を象徴するものとなりました。


巨大な看板の前で

若いイケメンのボーダーたちが


「見てくれ俺の技を!!」


と言わんばかりに滑っております。

公共の広場ですが


「俺らの練習場だぜ

 通行人は気をつけな!!」


て勢いで我が物顔でボードに乗る

彼らの自由さはアッパレ。


フランスというより

なんかこう、アメリカンな匂いも

漂いますね。



【闇の根源】



テロ組織の根は深く


それは普通の、一般市民

誰にでも起こり得ることな気がします。



犯人は、モロッコ系ベルギー人、アルジェリア系フランス人

自爆者の中には普通のフランス人も。



移民の生活は決して楽なものではなく

未だに国籍や宗教、

ルーツによる差別はある


と移民の知人から聞きました。



日本人には到底理解しがたい

彼らの悩みに比べて



日々起こる小さな不穏や諍いに

ストレスを溜めてしまう自分の

弱さや小ささを反省するばかりです。


Place de la République




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