第15話 Charlotte, jeune animatrice

【秘密のパリへ連れてって第15話】アニメーターのたまごシャルロット


Bonjour!

インターネットフランス語スクール

フランスダイレクトスクール

映像教材ディレクターのGâsûです。


先週配信されたエピソード

「アニメーターのたまごシャルロット」

から、


パリ郊外のBoulogne

ブーローニュに住む


若いアニメーターの学生さんの

シャルロットを紹介します。


【ハイレベルな芸術学校で技術を磨く】


シャルロットが通っているのは

国立高等装飾美術学校


フランス語では

École Nationale Supérieure des Arts Décoratifs


という学校で、

フランス国内でも最も権威のある

グランゼコールの一校です。


アールヌーヴォーの代表格

エクトール・ギマール


ガラス工芸家、ジュエリーデザイナーの

ルネ・ラリックもこの学校の出身。


多くの著名芸術家、建築家を

創出している、


芸術分野における

いわゆる超エリート校です。


ここで、


Cinéma d’animation

アニメーション映画分野

を学んでいるシャルロット。


彼女は未来のシネマアニメーターの

たまごなのです。


【過酷なアニメーションの仕事】


日本においてもそうですが

アニメを創るという仕事は


本当に忍耐、集中力、

時間との戦い。


それに尽きるといってもいいくらい

まず技術よりもガッツの世界

でもあります。


そのため長く続けられるのは

男性の方が必然的に多くなり


まだまだ男社会な面は

変わらない業界です。


シャルロットは非常にまじめで

静かでシャイな娘なのですが

まっすぐで地道な感じを受けます。


信念を強く持っていて

自分が好きな分野、得意な分野について

話をするときには


それまでのシャイで小声な

シャルロットはいなくなって


自信と希望を持った

将来が楽しみなパリジェンヌが

現れるのが印象的でした。


トレードマークなのか

とっても小さな顔に

小ぶりなレンズの丸メガネが


よくお似合いなんです。

これは彼女の卒業制作の

ビデオクリップの画像キャプチャの一部。


生涯残る貴重な作品の

一部を送っていただきました。


ここでもやっぱり丸メガネですね。


この絵からどのようなアニメが

創られているのか

想像するのも面白いかもしれません。


【雨に悩まされたブーローニュでの撮影】


今回のエピソードは、

以前登場してくれたディノ、ライサと

一緒に食事をした際の映像と


Passagesという

ブーローニュのショッピングモールで

撮影した場面があります。


Passagesはメトロ9番線

Marcel Sembatの駅から行きました。


ベッドタウンのBoulogneは

南と北では少し様子が違うそうで


富裕層が住んでいるかと思えば


未だに夜のBoulogneには

娼婦がガウンの下は下着で

お客を探して彷徨っているという噂も…


中心から離れている分

多少危ないエリアもあるようですので

夜は一人で歩いてはダメです。


この日実はかなり天気が荒れており

雨がやんだかと思えば

かなり降ってきたりと


カメラマンTさんには

初のパリで過酷なロケを強いることに。


カメラの出し入れや移動は

本当に大変です。


小型のビデオカメラと一脚でも

体力を消耗しますから


もし旅行に行かれるかたは


雨というパリと切っても切れない
気象条件を頭に入れておいて

損はありません。



もう見た目を気にしないならば

かっぱもお勧めです。




【イオンとかアリオとかそういうんじゃない】


Passagesの話に戻ります。

周辺では大きなショピングモールですが


かといって埼玉の越谷レイクタウンとか

入間のアウトレットとか

(埼玉県民なんで例があれですみません)


いうほどの規模ではなく

地域密着型の中型ショッピングセンター

といった感じですが


それでも土日は多くの地元民で

賑わっているようです。


例えばこの周辺のアパルトマンに

1週間以上滞在するとか、しばらく住む

といった方にはとても重宝するスポットです。



【Boulogne-Billancourtのレストラン】


ブローニュ=ビヤンクールには

地元民に愛されるレストランが

多数ありますが


口コミの評判がよい

レストランをひとつご紹介。

店内の壁や飾られたアートが

とても素敵なこのレストラン、


お勧めのメニューは

以前エピソードでもご紹介した

フランスで王道グルメ化している

バーガーなんだそうです。

今や国民食化しているほどの

フランスのバーガー。


どの国にも時代とともに

市場の変化があるんですね。

同じバーガーでも、昔とは違って


高価でも安全で良質な食材を使った

健康志向なグルメバーガー


が今の時代選ばれるバーガーに

なっています。


形と名前は普遍だけど

中身はどんどん進化していく。


人も街も国も同じことが言えそうです。



LE PASSAGES


5 rue Tony Garnier

92100 Boulogne-Billancourt


Metro

Ligne 9 - station Marcel Sembat

Ligne 10 - station Jean Jaurès

Emmène-moi à la découverte de Paris

フランスダイレクトスクール映像教材「秘密のパリへ連れてって」

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